膝痛予防のための正しい靴選び
〜3つの大事なポイント〜
多くの方が「膝の痛み」の原因を膝そのものに求めますが、実は足元から見直すことが重要です。特に日常的に履く靴の選び方が、膝への負担に大きく影響します。
適切な靴は足のバランスを整え、結果的に膝への負担を軽減します。この記事では、膝に優しい靴の選び方をご紹介します。

膝痛と靴の関係
膝関節にかかる負担は、足のバランスと密接に関連しています。足部のアーチが崩れたり、足の向きが不自然になったりすると、歩行時の衝撃が正しく分散されず、膝に過度な負担がかかります。
特に膝の痛みでお悩みの方は、靴選びを見直すことで症状が改善するケースが少なくありません。では、具体的にどのような靴が膝に優しいのでしょうか?
日本では50歳以上の2人に1人が膝の痛みに悩んでいると言われています。その多くの原因が足のバランスの崩れからきています。
1カカトが硬い

カカトをぎゅっと押して硬いか確認しましょう。カカトが柔らかすぎると、足のアーチを支える力が弱く、膝への負担が増えます。
適度に硬いカカトが足部の安定性を高め、膝を保護します。特に歩行時の着地の瞬間、硬いカカトは足の位置を安定させ、膝の内側への過度な圧力を防ぎます。
✘ 注意: カカトが柔らかすぎる靴を長期間使用すると、足のアーチが崩れやすくなり、膝への負担が増加します。特に平らな靴底のサンダルなどは注意が必要です。
2つま先だけ曲がる

靴のつま先部分だけが適度に曲がることが重要です。つま先から押して先の方だけが曲がるか確認してください。
全体が曲がりすぎる靴や、まったく曲がらない靴は歩行時のスムーズな重心移動を妨げ、膝に負担をかけます。つま先だけが適度に曲がることで、蹴り出しの動作がスムーズになり、膝への衝撃が軽減されます。
✘ 注意: 靴全体が簡単に曲がってしまう柔らかすぎる靴は、足裏のアーチを支えられず、長時間の歩行で膝に余計な負担がかかります。特に安価なスニーカーに多いので注意しましょう。
3ねじりづらい

全体的にねじって硬さをチェックしましょう。靴がねじれやすいと足部が不安定になり、膝に余分な負担がかかります。
適度な硬さがあり、ねじりづらい靴が理想的です。これにより足の横ブレが抑えられ、膝関節の安定性が向上します。特に歩行中の踏み込みの際、靴のねじれ耐性が足部をしっかりサポートします。
✘ 注意: 簡単にねじれる靴は、足首のぐらつきを助長し、それが膝関節の不安定さにつながります。また、内側へのねじれが強いと、膝の内側に過度な圧力がかかり、変形性膝関節症のリスクが高まることがあります。
履き古した靴の危険性
お気に入りの靴でも、長期間使用すると靴底の減り方に偏りが生じ、足のバランスを崩す原因になります。特に以下のサインが見られたら交換時期のサインです:
- 靴底が片側だけ極端に減っている
- 靴の形が歪んでいる
- クッション性が著しく低下している
- かかとの角度が変わってきている
一般的に、毎日使用する歩行用の靴は約6ヶ月〜1年程度で交換することをお勧めします。特に膝に痛みがある方は、靴の状態をこまめにチェックしましょう。
インソールと靴の組み合わせで最大効果
適切な靴選びに加え、オーダーメイドインソールを併用することで、より効果的に膝への負担を軽減できます。フォームソティックス・メディカルは足のアーチを適切に支え、歩行時の衝撃を分散させる効果があります。
フォームソティックス・メディカルの特徴
- ニュージーランド発祥の医療用オーダーメイドインソール
- 個人の足の形状に合わせて作製
- 足のアーチを適切にサポート
- 膝への負担を効果的に軽減
当院では専門的な足の検査と合わせて、あなたの足に最適な靴選びのアドバイスも行っています。インソールと適切な靴の組み合わせで、膝痛の改善・予防に大きな効果を発揮します。
まとめ:良い靴選びで膝の健康を守りましょう
正しい靴選びは、膝痛予防・改善の第一歩です。日常的に使う靴だからこそ、「カカトの硬さ」「つま先の曲がり具合」「ねじれに対する硬さ」という3つのポイントをしっかりチェックしましょう。
膝の痛みでお悩みの方は、まずは足元から見直してみてください。当院では足の検査から適切な靴選びのアドバイス、オーダーメイドインソールの作製まで、トータルでサポートいたします。
監修:関山 宏 院長
柔道整復師・フォームソティックス・メディカル取扱認定