【千葉市稲毛区】歩くのが遅い・すぐ疲れる…その原因は「足」にあります
歩行速度の低下と疲れやすさを足元から改善する方法
この記事は専門家によって監修されています
関山 宏
柔道整復師 / フォームソティックス・メディカル認定アドバイザー
千葉県千葉市稲毛区 穴川の足・膝専門せきやま整骨院 院長。足病学に基づく根本治療を提供。
「最近、歩くのが遅くなった気がする」
「すぐに疲れて、長く歩けない」
「家族や友人と歩くと、置いていかれる」
こんな悩みはありませんか?
実は、歩行速度の低下や疲れやすさの原因は、「年齢のせい」だけではありません。
こんな症状はありませんか?
☑ 歩くスピードが以前より遅くなった
☑ 少し歩いただけで疲れる
☑ 長距離を歩くのが辛い
☑ 階段の昇り降りが億劫
☑ 足が重く感じる
☑ 一緒に歩く人に遅いと言われる
☑ 外出するのが面倒になってきた
この記事では、歩行速度が遅くなる本当の原因と、足元から改善する方法を、足病学の観点から詳しく解説します。
歩行速度の低下は、健康寿命の危険信号
「歩くのが遅くなった」「疲れやすい」と感じること、実は健康寿命に関わる重要なポイントです。
歩行速度と健康の関係
研究によると、歩行速度が遅い人ほど、将来的に介護が必要になるリスクが高いことが分かっています。
歩行速度は「体の総合的な健康状態」を表す指標であり、筋力・バランス・心肺機能・神経機能など、様々な要素が関係しているからです。
歩行速度が遅くなると…
• 外出が億劫になり、活動量が減る
• 筋力が低下し、さらに歩けなくなる
• 転倒リスクが高まる
• 社会活動が減り、認知機能が低下する
• 結果として、健康寿命が短くなる
だからこそ、「歩くのが遅くなった」と感じたら、早めに対策することが大切なのです。
一般的に言われる歩行速度低下の原因
歩行速度が遅くなる原因として、以下のようなことが挙げられます:
❌ 加齢による筋力低下
年を取ると筋肉が落ちて歩けなくなる
❌ 運動不足
体を動かさないから体力が落ちた
❌ 膝や腰の痛み
痛みがあるから速く歩けない
❌ 持病・生活習慣病
心臓病や糖尿病などの影響
💡 これらは間違いではありませんが…
実は、これらは「結果」であって、根本原因ではありません。
なぜなら、同じ年齢でも、速く歩ける人と遅い人がいるからです。
では、その違いは何なのでしょうか?
歩行速度低下の本当の原因は「足の過回内」と「ウィンドラス機構の破綻」
歩くのが遅い、疲れやすいと感じる本当の理由、それは「足の過回内(かかいない)」と「ウィンドラス機構の破綻」にあります。
過回内とは?

歩く時、足が地面に着地すると、足首は自然に少し内側に倒れます。これを「回内(プロネーション)」といい、衝撃を吸収するための正常な動きです。
しかし、この動きが過度になると「過回内(オーバープロネーション)」となります。
足首が内側に倒れすぎることで、足のアーチが崩れ、歩行効率が著しく低下します。
ウィンドラス機構とは?
ウィンドラス機構とは、「足底腱膜(足の裏の筋膜)が巻き上げ機のように働き、足のアーチを持ち上げて強く蹴り出す仕組み」のことです。
正常なウィンドラス機構
歩く時、かかとが地面から離れると、親指が自然に反り上がります。
この時、足底腱膜が引っ張られ、足のアーチが持ち上がり、足が硬くなって強い蹴り出しができます。
これにより、少ない力で効率よく前に進めるのです。
過回内によるウィンドラス機構の破綻
しかし、過回内が起こると足のアーチが崩れ、ウィンドラス機構が正常に働かなくなります。
足底腱膜が緩んでしまい、足が硬くならず、強く蹴り出せないのです。
結果として、歩く効率が著しく低下し、スピードが落ち、疲れやすくなります。
→ 過回内について詳しくは「足の大きな問題・過回内」をご覧ください
なぜ過回内が歩行速度を低下させるのか
過回内とウィンドラス機構の破綻が、どのように歩行速度を低下させ、疲れやすくするのか。
そのメカニズムを解説します。
過回内が歩行速度を低下させる流れ
歩く時、足首が内側に過度に倒れる(過回内)
歩くたびに足首が内側にグラつき、足のアーチが潰れます。
足底腱膜が緩み、ウィンドラス機構が働かない
アーチが崩れることで足底腱膜が緩み、足が硬くなりません。
蹴り出す力が弱まり、推進力が落ちる
足が硬くならないため、地面を強く蹴れず、前に進む力が弱くなります。
余計な筋肉を使うため、すぐに疲れる
推進力が弱いため、太ももやふくらはぎの筋肉で無理に前に進もうとします。
本来使うべきでない筋肉を酷使するため、疲れやすくなります。
歩行速度が低下し、活動量が減る
疲れやすいので、歩くスピードが落ち、長距離を歩けなくなります。
結果として、外出が億劫になり、活動量が減少。
さらに筋力が低下し、ますます歩けなくなる…という悪循環に陥ります。
結果: 歩行速度の低下と疲れやすさ
つまり…
足が内側に倒れる(過回内)
↓
足のアーチが崩れ、ウィンドラス機構が働かない
↓
蹴り出す力が弱まり、推進力が落ちる
↓
余計な筋肉を使い、疲れやすくなる
↓
歩行速度が低下し、活動量が減る
つまり、歩行速度低下の根本原因は「足の過回内」にあるのです。
→ 運動連鎖について詳しくは「過回内と運動連鎖」をご覧ください
歩行速度を改善し、疲れにくい体を作る方法
では、どうすれば歩行速度を改善し、疲れにくい体を作れるのでしょうか?
答えは「過回内をコントロールし、ウィンドラス機構を回復させること」です。
当院の歩行改善アプローチ
ステップ1: 歩行分析で問題を可視化
まず、あなたの歩き方を動画で分析します。
チェック項目:
• 歩行時の足首の倒れ込み(過回内)の程度
• 足のアーチの状態
• ウィンドラス機構が働いているか
• 蹴り出す力があるか
• 歩幅と歩行速度
ステップ2: 正しいシューズの選び方
靴選びは非常に重要です。間違った靴を履いていると、どんなに良いインソールを使っても効果が半減します。
適切なシューズの条件:
• かかとがしっかりホールドされる(ヒールカウンターが硬い)
• 靴ひもやマジックテープで足をしっかり固定できる
• 適度なクッション性がある
• 指が自由に動かせる
❌ 避けるべき靴: スリッパ、サンダル、かかとが柔らかい靴
ステップ3: 医療用インソールで過回内を矯正
過回内の改善に最も効果的なのが、足をニュートラルな位置に保ち、ウィンドラス機構を回復させる医療用インソールです。
当院で使用している「フォームソティックス・メディカル」は、ニュージーランドの足病医が開発した医療用インソールです。
フォームソティックスの特徴:
• 足のアーチを適切にサポートし、過回内をコントロール
• 足をニュートラルな位置に保つ設計
• ウィンドラス機構を正常に働かせる
• 蹴り出す力を回復し、推進力が向上
• 歩行効率が上がり、疲れにくくなる
⚠️ 重要:
市販のインソールやアーチサポートでは、過回内をコントロールできません。
当院では、あなたの足の状態に合わせて適切な医療用インソールをフィッティングします。
ステップ4: 整体で正しい体の使い方を定着
インソールで足元を整えた上で、整体により正しい歩行パターンを体に覚えさせます。
アプローチ:
• 足首・足指の可動域を改善
• 足底筋膜の柔軟性を回復
• 股関節・膝関節の動きを改善
• 正しい歩行フォームの習得
• 体幹の安定性向上
• 日常生活での体の使い方指導
「歩いて作った問題は、正しく歩いて改善する」
歩行速度の低下は、長年の歩き方の積み重ねで作られた問題です。
だから、正しい足のアライメントで歩くことが最高の治療になります。
インソールと整体で足元と体を整えれば、歩行効率が上がり、疲れにくくなります。
今すぐできるセルフケア
根本改善には足からのアプローチが必要ですが、今日から始められるセルフケアもお伝えします。
1. 靴を見直す
かかとがしっかりした靴を選び、靴ひもをきちんと結んで足を固定しましょう。
2. 足指のトレーニング
足の指を使ってグー・チョキ・パーを作る運動を1日20回行いましょう。タオルを足指でたぐり寄せる運動も効果的です。
3. 歩幅を意識して歩く
いつもより少し大きめの歩幅で、かかとから着地してつま先で蹴り出すことを意識して歩きましょう。1日10分でもOKです。
4. 無理はしない
疲れたら休む。痛みが出たら無理をしない。少しずつ活動量を増やしていきましょう。
⚠️ 注意
これらはあくまで応急的なケアです。
根本原因である過回内を改善しなければ、歩行効率は上がらず、疲れやすさも改善しません。
「少し良くなった」と思っても、根本が改善されていなければ、また元に戻ってしまいます。
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まとめ: 歩行速度は足から改善する
歩くのが遅い、疲れやすいと感じる理由、それは根本原因が足の過回内とウィンドラス機構の破綻にあるからです。
歩行速度が改善しない理由
❌ 筋トレだけをする
❌ 「年だから仕方ない」と諦める
❌ ウォーキングだけを頑張る
❌ サプリメントに頼る
→ 根本原因の「過回内」と「ウィンドラス機構の破綻」が改善されていない
根本から改善するために必要なこと
✅ 歩行分析で過回内の程度を可視化
✅ 正しい靴を選ぶ
✅ 医療用インソールで足をニュートラルな位置に保つ
✅ ウィンドラス機構を回復させる
✅ 整体で正しい歩行パターンを体に定着
✅ 蹴り出す力を取り戻す
→ 運動連鎖の起点である「足」から改善する
「もっと速く歩きたい」
「疲れずに長く歩きたい」
「いつまでも活動的でいたい」
そんな願いを叶えるために、まずは足元から見直してみませんか?
千葉市稲毛区の当院が、あなたの健康寿命を全力でサポートします。
この記事の監修者 について
関山 宏(せきやま ひろし)
せきやま整骨院 院長
〒263-0043 千葉県千葉市稲毛区穴川3−3−5 大和ビル1階
保有資格
✓ 柔道整復師(厚生労働省認定国家資格)
✓ フォームソティックス・メディカル認定アドバイザー
✓ 足病学に基づく過回内評価・矯正技術 専門
専門分野
当院では、足病学(ポダイアトリー)の考え方に基づき、「過回内(オーバープロネーション)」を各種症状の根本原因として捉え、改善に取り組んでいます。
膝の痛み、腰痛、足底筋膜炎、シンスプリント、腸脛靱帯炎(ランナー膝)、外反母趾など、繰り返す痛みの多くは「足元の問題」が引き金となっています。対症療法ではなく、医療用インソール(フォームソティックス・メディカル)による足の矯正と、整体による体の使い方改善を組み合わせた根本治療を提供。
なぜフォームソティックス・メディカルなのか
フォームソティックス・メディカルは、ニュージーランドで開発された医療用インソールです。単なる「クッション」や「アーチサポート」ではなく、足をニュートラルな位置に矯正することで、過回内を根本から改善します。
私自身が認定アドバイザーとして正しいフィッティング技術を習得し、一人ひとりの足の状態に合わせた最適なインソールを提供しています。
千葉市稲毛区で足と膝の専門治療を提供
当院は、JR稲毛駅よりバスで約10分、「穴川十字路」バス停から徒歩5分の立地にございます。千葉都市モノレールをご利用の方は天台駅より徒歩7分です。専用駐車場も完備しておりますので、お車でのご来院も可能です。
こんな方が来院されています:
• 歩く時や階段の登り降りで膝に痛みのある方
• O脚が気になる方、変形性膝関節症と診断された方
• 足底筋膜炎で朝の一歩目が痛い方
• 膝の痛みが治らず悩んでいるランナー
• 外反母趾で靴選びに困っている方
• シンスプリントで部活動に支障が出ている学生
• 慢性的な腰痛で何をしても改善しない方
私の想い
「痛みを取るだけでなく、痛みが出ない体を作る」
これが当院の理念です。
痛みの出ている場所だけを治療しても、根本原因が残っていれば必ず再発します。
足元から全身のバランスを整え、痛みが戻らない体づくりをサポートすることが私の使命だと考えています。
千葉市稲毛区で「足と膝の痛み」でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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