【千葉市稲毛区の専門院が解説】シーバー病(かかとの痛み)が治らない本当の理由 | 「成長痛」と諦めないで

【千葉市稲毛区】お子さんの「かかとの痛み」が治らない本当の理由 ー シーバー病は「成長痛」でも「使いすぎ」でもない

足の専門院が教える、子供のシーバー病(踵骨骨端症)の根本原因と足元からの改善策

関山宏院長の写真

この記事は専門家によって監修されています

関山 宏

柔道整復師 / フォームソティックス・メディカル認定アドバイザー

千葉県千葉市稲毛区 穴川の足・膝専門せきやま整骨院 院長。足病学に基づく根本治療を提供。

「子供が『かかとが痛い』と言って練習を休んでいる」
「病院で『成長痛だから様子を見て』と言われた」
「休むと良くなるが、運動するとまた痛くなる」
「シーバー病が何度も再発して、スポーツを諦めそう」

こんな悩みはありませんか?
実は、シーバー病の8割は「足のアライメント異常(足の歪み)」が原因です

お子さんにこんな症状はありませんか?

☑ かかとを押すと痛がる
☑ 運動後や朝起きた時にかかとが痛い
☑ つま先立ちで歩くことがある
☑ 休むと良くなるが、運動するとまた痛む
☑ 何度もシーバー病を繰り返している
☑ 扁平足、または足のアーチが低い
☑ サッカー、バスケ、陸上などをしている

この記事では、なぜシーバー病が治らないのか、その医学的理由と、足元から根本的に改善する方法を、最新のエビデンスに基づいて詳しく解説します。

シーバー病(踵骨骨端症)とは

まず、シーバー病がどのような症状なのかを理解しましょう。

シーバー病の基本情報

症状

かかとの痛み(特にかかとの後ろ側)
• 運動時や運動後に痛みが強くなる
• 朝起きた時に痛い
• かかとを押すと痛い(圧痛)
• 重症化すると歩行時にも痛む

好発年齢・好発者

8〜12歳の成長期の子供(小学校中学年〜中学生)
• サッカー、バスケットボール、陸上、野球など走る・跳ぶスポーツをしている子供
• 扁平足や回内足など足のアライメント異常がある子供
• 男女比: やや男児に多いが女児にも発症

重要なポイント

シーバー病は「成長痛」と思われがちですが、
実は足のアライメント異常(足の歪み)が根本原因です。
成長痛とは別の「スポーツ障害」なのです。

【衝撃のデータ】シーバー病の8割が足のアライメント異常

医学的データから、シーバー病の本当の原因が見えてきます。

シーバー病と足のアライメント異常の関係

🔬 医学的エビデンス

シーバー病を発症した人のうち、約8割が偏平足など足のアライメント異常があったとされる報告があります。

さらに、回内足や扁平足などの足のアライメント異常を有する子供が多いのが特徴で、
インソールやヒールウエッジ、ヒールカップなどで足のアライメントを補正すると症状が改善することが分かっています。

📊 2つのタイプのシーバー病

タイプ1: アキレス腱の張力が起因
ジャンプやダッシュを繰り返すサッカーやバスケなど、活発に運動する子供に多い

タイプ2: 足のアライメント異常が起因
活発に運動をする子供に限らず発症。簡単な運動でもシーバー病を発症する。
このタイプが8割を占める。

つまり…

シーバー病の8割は「使いすぎ」や「成長痛」ではなく、
「足のアライメント異常(偏平足・回内足など)」が根本原因なのです。

一般的に言われるシーバー病の原因と治療

シーバー病について、以下のような説明がよくされます:

❌ 成長痛の一種

成長期だから仕方ない、様子を見ましょう

❌ スポーツのやりすぎ

練習量が多すぎるから休ませましょう

❌ 硬い地面での練習

アスファルトなどの硬い地面で走るから

❌ シューズのクッション不足

クッション性の低い靴で走っているから

一般的な治療法

• 安静(スポーツを休む)
• アイシング
• ストレッチ(アキレス腱、ふくらはぎ)
• かかとのクッション(ヒールパッド)
• 痛み止め
• 「成長が終われば治る」と様子を見る

💡 これらは間違いではありませんが…

実は、これらの治療は「対症療法」であり、根本原因にアプローチしていません

だから、休むと良くなるが、運動するとまた痛くなるのです。
では、シーバー病の根本原因は何なのでしょうか?

シーバー病の本当の原因は「足のアライメント異常(足の歪み)」

シーバー病の8割を占める本当の原因、それは「足のアライメント異常(偏平足・外反足など)」にあります。

足のアライメント異常とは?

足のアライメント異常とは、足の骨や関節の並び方が正常な位置からずれている状態です。

代表的なものに「偏平足(扁平足)」「回内足」「過回内(オーバープロネーション)」があります。
これらがあると、歩く・走る時にかかとに異常な負担がかかり続けるのです。

足のアライメント異常がかかとに与える影響

1. 足のアーチが崩れる(偏平足)

足のアーチ(土踏まず)が低い、または崩れている状態です。
アーチが崩れると、かかとが外側に倒れ込み(過回内)、アキレス腱が過度に引っ張られます

2. アキレス腱がかかとを引っ張る

アキレス腱はふくらはぎの筋肉とかかとの骨(踵骨)をつないでいます。
足のアライメント異常があると、アキレス腱がかかとの骨を過度に引っ張り続けます

3. かかとの骨端部(成長線)に負担がかかる

成長期の子供のかかとの骨には「踵骨軟骨」という成長線があります。
この部分はまだ柔らかく、過度な引っ張りに弱いのです。
足のアライメント異常により、この骨端部に継続的なストレスがかかり、炎症を起こします。

4. 着地のたびに負担が蓄積される

足のアライメント異常があると、歩く・走るたびにかかとに異常な負担がかかります
スポーツで繰り返し走ったり跳んだりすることで、この負担が蓄積され、シーバー病が発症します。

💡 つまり…

シーバー病は「使いすぎ」や「成長痛」ではなく、
「足のアライメント異常」による着地時の異常な負担の蓄積が根本原因なのです。

だから、かかとだけを治療しても改善しないのです。

→ 過回内について詳しくは「足の大きな問題・過回内」をご覧ください

足のアライメント異常がシーバー病を引き起こす【5段階のメカニズム】

足のアライメント異常が、どのようにシーバー病を引き起こすのか。
そのメカニズムを5段階で解説します。

足のアライメント異常がシーバー病を引き起こす流れ

1

足のアライメント異常(偏平足・外反足)がある

生まれつき、または成長過程で足のアーチが低い、または足が外側に倒れやすい状態になっています。
シーバー病患者の約8割がこの状態です。

2

歩く・走る時にかかとが過度に内側に倒れる(過回内)

足のアーチが崩れていると、着地時にかかとが内側に過度に倒れ込みます。
これを「過回内(オーバープロネーション)」といいます。
過回内により、下腿(すね)が内側に捻じれ、アキレス腱(ふくらはぎの筋肉)に異常な緊張が生じます。

3

アキレス腱と足底筋膜に過度に引っ張られる

かかとが内側に倒れる(過回内)ことで、アキレス腱と足底筋膜により成長段階の骨が過剰に引っ張られます。
この「異常な牽引力」がシーバー病の直接的な原因です。

4

踵の成長線(骨端部)に炎症が起こる

過度な牽引力と、歩行・走行時の衝撃の繰り返しにより、成長途中の踵骨骨端部(成長軟骨)が耐えきれず、炎症を起こします。
これがシーバー病(踵骨骨端症)の正体です。

5

休んでも治らず、再発を繰り返す

安静にすれば炎症は一時的に治まりますが、根本原因である足のアライメント異常(過回内)は残ったままです。
運動を再開し、かかとが内側に倒れる度に牽引力が再発するため、「休むと治るが、運動するとまた痛くなる」という無限の再発ループに陥ります。

つまり…

シーバー病は、足のアライメント異常によって
アキレス腱と足底筋膜が踵を異常に引っ張り続ける**ことで起こる、
「足の構造的な問題」なのです。
だから、かかとだけを治療しても改善しないのです。

なぜ一般的な治療ではシーバー病が治らないのか

「安静」「ストレッチ」「ヒールパッド」…なぜこれらの治療では根本的に改善しないのでしょうか?

一般的な治療が効かない理由

❌ 休養だけでは根本解決にならない

休むことで炎症は治まりますが、足のアライメント異常という根本原因は残ったままです。
運動を再開すれば、また同じメカニズムで痛みが再発します。
「休む→運動再開→痛む→休む」という悪循環に陥ります。

❌ ストレッチは悪化させる可能性がある

アキレス腱やふくらはぎのストレッチは、筋肉の緊張を緩めますが、炎症を起こしている踵骨骨端部をさらに引っ張ってしまうことにつながります。
痛みがある時期に無理なストレッチは、症状を悪化させるリスクがあります。

❌ ヒールパッドは対症療法にしかならない

ヒールパッドはかかとの衝撃を和らげる効果はありますが、足の歪み(過回内)を矯正できません。
かかとが内側に倒れることで生じるアキレス腱の異常な牽引力は、ヒールパッドだけでは防げないのです。

なぜ改善しないのか、その答えは…

これらの治療はすべて「かかとに対する対症療法」であり、
根本原因である「足のアライメント異常」にアプローチしていないからです。

原因を取り除かずに、結果だけを治療しているようなものなのです。

シーバー病を根本から改善する「足病学」に基づく3つのアプローチ

お子さんのシーバー病を根本から改善し、再び楽しくスポーツに復帰させるには、**足の歪みをコントロールすること**が必須です。

⚠️ 重要なポイント(エビデンスに基づく治療)

シーバー病の痛みを根本的に軽減し再発を防ぐには、
足のアライメント異常(過回内)を物理的に矯正することが医学的にも推奨されています。

そのためには、「モノ(インソール)」「カラダ(整体)」「プラン(指導)」の
3つを組み合わせたトータルケアが必要です。

当院のシーバー病 改善アプローチ

アプローチ1: モノ (医療用インソール)

足の歪みを物理的に矯正し、牽引力をシャットアウト

🔬 エビデンス:
• 足底装具(インソール)は、シーバー病の痛みの軽減と機能改善に効果的であることが複数の研究で示されています。
• カスタムメイドのインソールは、足の生体力学的アライメントを改善し、踵への異常なストレスを軽減します。

当院で使用している「フォームソティックス・メディカル」は、足病学先進国ニュージーランドで開発された医療用インソールです。

フォームソティックスがシーバー病に効果的な理由:
• 過回内をコントロールし、かかとが内側に倒れるのを防ぎます。
• 踵骨骨端部へのアキレス腱の異常な牽引力を物理的に軽減します。
• 痛みなく運動できる環境を整え、スポーツ継続をサポートします。

アプローチ2: カラダ (整体)

足首・膝に残る歪みを調整し、治癒を促進

長年の足の歪みにより、ふくらはぎの緊張や膝、股関節に歪みが残っていることがあります。インソールと並行して、これらの歪みを調整します。

整体のアプローチ:
• 緊張したふくらはぎ(アキレス腱)の筋肉を優しく緩める。
• 足首の可動域を改善し、足がニュートラルな位置に戻りやすくする。
• 骨盤や股関節の歪みを整え、歩行・走行の安定性を高める。

アプローチ3: プラン (運動・練習指導)

再発を防ぐための正しい身体の使い方を指導

インソールと整体で足元を整えた上で、再発を防ぐための正しい身体の使い方や練習プランを指導します。

運動指導の内容:
• 痛みを悪化させないための運動再開手順。
• 適切な練習量の設定と管理方法(保護者向け)。
• 足指を使うトレーニングなど、インソールの効果を高める運動指導。

モノ・カラダ・プランの3つが揃って初めて根本改善

ヒールパッドだけでも、安静だけでも不十分です。
医療用インソールによる足の矯正と整体、指導を組み合わせたトータルケアが、
シーバー病の根本改善と再発予防には必要なのです。

「痛みと付き合いながらスポーツをやるしかない」と諦める前に、足元からの改善を始めましょう。

保護者の方へ:なぜ専門的な評価が必要なのか

お子さんのシーバー病を改善するために、親御さんに知っていただきたいことがあります。

「成長が終われば治る」を待つことのリスク

シーバー病は成長期の終わり(約15歳頃)には自然に治まりますが、その間*数年間も痛みを我慢してスポーツを制限することになります。

また、足の歪みを放置すると、シーバー病が治っても大人になってから膝の痛みや腰痛、変形性関節症などの原因になるリスクがあります。

痛みが続くのは、「治る過程」ではなく「異常な負担がかかり続けている証拠」です。早期の根本治療をおすすめします。

当院が最初に行う「詳細な足の評価」

当院では、単にかかとを見るだけでなく、足の専門検査、歩行分析を行い、お子さんの足の歪み(過回内)の程度と、それが身体全体に与える影響を詳細に評価します。

正確な原因を知ることから、根本改善は始まります。

 

お子さんのシーバー病を
「足元から」根本改善

まずは足の専門家による
専門カウンセリング

限定キャンペーンで受けられる内容

  • ✅ 詳細なカウンセリング
  • ✅ 足の専門検査・歩行分析
  • ✅ 医療用インソール フィッティング体験
  • ✅ 緊張したふくらはぎを緩める整体

※ インソールの購入はご希望の方のみです。別途17,600円(税込)がかかります。

毎月5名限定

※ご予約の際に「ホームページのシーバー病の記事を見た」とお伝えください。

まとめ: シーバー病は足元からの治療で改善できます

お子さんの「かかとの痛み」が治らない本当の原因は、足のアライメント異常(過回内)による異常な牽引力の蓄積です。

シーバー病を繰り返す理由

❌ 休養だけに頼る
❌ ヒールパッドだけを使う
❌ 痛みがあるのにストレッチを続ける
❌ 「成長が終われば治る」と放置する

→ 根本原因の「足の歪み」と「異常な牽引力」が改善されていない

根本から改善するために必要なこと

✅ 足の専門検査で歪みを正確に評価
✅ 医療用インソールで過回内をコントロール(モノ)
✅ 踵への異常な牽引力を物理的に軽減
✅ 整体で身体全体の歪みと緊張を調整(カラダ)
✅ 正しい身体の使い方を習得し再発を予防(プラン)

→ 痛みの原因である「足の構造」から改善する

「いつまでこの痛みが続くのだろう」と不安に思っている親御さんへ。
お子さんが笑顔でスポーツに打ち込める未来を、足元から一緒に作りましょう。
千葉市稲毛区の当院が、お子さんの大切な成長期を全力でサポートします。

この記事の監修者 について

関山宏院長の写真

関山 宏(せきやま ひろし)

せきやま整骨院 院長
〒263-0043 千葉県千葉市稲毛区穴川3−3−5 大和ビル1階

保有資格

✓ 柔道整復師(厚生労働省認定国家資格)
✓ フォームソティックス・メディカル認定アドバイザー
✓ 足病学に基づく過回内評価・矯正技術 専門

専門分野

当院では、足病学(ポダイアトリー)の考え方に基づき、「過回内(オーバープロネーション)」を各種症状の根本原因として捉え、改善に取り組んでいます。

膝の痛み、腰痛、足底筋膜炎、シンスプリント、腸脛靱帯炎(ランナー膝)、外反母趾など、繰り返す痛みの多くは「足元の問題」が引き金となっています。対症療法ではなく、医療用インソール(フォームソティックス・メディカル)による足の矯正と、整体による体の使い方改善を組み合わせた根本治療を提供。

なぜフォームソティックス・メディカルなのか

フォームソティックス・メディカルは、ニュージーランドで開発された医療用インソールです。単なる「クッション」や「アーチサポート」ではなく、足をニュートラルな位置に矯正することで、過回内を根本から改善します。

私自身が認定アドバイザーとして正しいフィッティング技術を習得し、一人ひとりの足の状態に合わせた最適なインソールを提供しています。

千葉市稲毛区で足と膝の専門治療を提供

当院は、JR稲毛駅よりバスで約10分、「穴川十字路」バス停から徒歩5分の立地にございます。千葉都市モノレールをご利用の方は天台駅より徒歩7分です。専用駐車場も完備しておりますので、お車でのご来院も可能です。

こんな方が来院されています:
• 歩く時や階段の登り降りで膝に痛みのある方
• O脚が気になる方、変形性膝関節症と診断された方
• 足底筋膜炎で朝の一歩目が痛い方
• 膝の痛みが治らず悩んでいるランナー
• 外反母趾で靴選びに困っている方
• シンスプリントで部活動に支障が出ている学生
• 慢性的な腰痛で何をしても改善しない方

私の想い

「痛みを取るだけでなく、痛みが出ない体を作る」
これが当院の理念です。

痛みの出ている場所だけを治療しても、根本原因が残っていれば必ず再発します。
足元から全身のバランスを整え、痛みが戻らない体づくりをサポートすることが私の使命だと考えています。

千葉市稲毛区で「足と膝の痛み」でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

お子さんの大切な成長期、痛みを諦めないでください。

まずは足の専門家による詳細な評価を受けてみてください。
原因がわかれば、改善の道が見えてきます。