O脚で膝の内側が痛い…それ、変形性膝関節症のサインかもしれません
この記事は専門家によって監修されています
関山 宏
柔道整復師 / フォームソティックス・メディカル認定アドバイザー
千葉県千葉市稲毛区 穴川の足・膝専門せきやま整骨院 院長。足病学に基づく根本治療を提供。
「階段を降りる時、膝の内側が痛い」
「O脚が年々ひどくなっている気がする」
「歩くと膝の内側に違和感がある」
このような症状でお悩みではありませんか?
実は、O脚と膝の内側の痛みには深い関係があり、放置すると膝の変形が進行してしまう可能性があります。
こんな症状はありませんか?
☑ 立った時に膝と膝の間に隙間がある(O脚)
☑ 歩いている時、膝の内側が痛む
☑ 階段の昇り降りで膝の内側に痛みが走る
☑ 長時間歩くと膝が痛くて辛い
☑ 朝起きた時、膝がこわばって動かしにくい
☑ 膝の内側を押すと痛みがある
☑ 年々O脚がひどくなっている気がする
この記事では、O脚による膝の内側の痛みがなぜ起こるのか、そしてどうすれば根本から改善できるのかを、足病学の観点から詳しく解説します。
その痛み、変形性膝関節症かもしれません
O脚で膝の内側が痛む場合、変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)の可能性があります。
変形性膝関節症とは?
膝の関節には、骨と骨の間でクッションの役割をする「軟骨」があります。
変形性膝関節症は、この軟骨が長年の負担によってすり減り、骨同士が直接ぶつかることで痛みが出る病気です。
日本では約2,500万人が変形性膝関節症を抱えているとされ、特に50代以降の女性に多く見られます。
なぜ膝の「内側」が痛むのか
O脚の方の場合、膝の内側に体重がかかりやすいという特徴があります。
歩くたびに膝の内側ばかりに負担がかかり続けると、内側の軟骨だけが集中的にすり減っていきます。
結果として、膝の内側に痛みが出るのです。
⚠️ 放置すると…
変形性膝関節症は進行性の病気です。
軟骨がすり減り続けると、膝の変形がさらに進み、最終的には手術が必要になることもあります。
早期に適切な対策を取ることが、膝を守る上で非常に重要です。
一般的に言われる変形性膝関節症の原因
病院や整形外科では、変形性膝関節症の原因として以下のようなことが挙げられます:
❌ 加齢(年齢)
年を取ると軟骨がすり減りやすくなる
❌ 体重増加(肥満)
体重が重いと膝への負担が大きくなる
❌ 筋力の低下
太ももの筋肉(大腿四頭筋)が弱い
❌ O脚の骨格
生まれつきO脚だから仕方がない
💡 本当にそれだけが原因でしょうか?
確かに、年齢や体重は膝への負担に影響します。
しかし、同じ年齢・同じ体重でも膝が痛くない人もいますよね?
実は、多くの方が見落としているもっと根本的な原因があるのです。
O脚と膝の痛みの本当の原因は「足の過回内」
変形性膝関節症やO脚が進行する本当の理由、それは「足の過回内(かかいない)」にあります。
過回内とは?
歩く時、足が地面に着地すると、足首は自然に少し内側に倒れます。これを「回内(プロネーション)」といい、衝撃を吸収するための正常な動きです。
しかし、この動きが過度になると「過回内(オーバープロネーション)」となります。
足首が内側に倒れすぎることで、足から膝、腰へと全身のバランスが崩れていきます。
→ 過回内について詳しくは「足の大きな問題・過回内」をご覧ください
なぜ過回内がO脚と膝の痛みを引き起こすのか
「足が内側に倒れるのに、なぜO脚になるの?」
そう思われる方も多いでしょう。実は、ここに体の不思議なメカニズムが隠されています。
過回内がO脚・膝の内側の痛みを引き起こす流れ
歩く時、足首が内側に過度に倒れる(過回内)
歩くたびに足首が内側にグラつき、足元が不安定になります。
脛骨(すねの骨)が内側に捻れる
足首が内側に倒れると、それに連動してすねの骨も内側に回旋します。
体がバランスを取ろうと、膝を外側に押し出す
ここが重要です! 足元が内側に倒れると不安定になるため、体は倒れないように膝を外側に押し出してバランスを取ろうとします。これを「ラテラルスラスト(外側動揺)」といいます。
歩くたびに膝が外に揺れる → O脚が進行
歩く時に膝が外側に揺れる動きが何千回、何万回と繰り返されることで、O脚が徐々に進行していきます。
膝の内側に負担が集中 → 軟骨がすり減る → 痛みが出る
O脚になると、体重が膝の内側ばかりにかかります。
内側の軟骨だけが集中的にすり減り、炎症が起きて痛みが出ます。
結果: 変形性膝関節症の進行
つまり…
足が内側に倒れる(過回内)
↓
体がバランスを取るため膝を外に押し出す
↓
O脚が進行し、膝の内側に負担が集中
↓
膝の内側の軟骨がすり減り、痛みが出る
つまり、O脚も膝の痛みも、元をたどれば「足の過回内」が原因なのです。
→ 運動連鎖について詳しくは「過回内と運動連鎖」をご覧ください
よくある間違った対策: ラテラルウェッジインソール
O脚の方向けに、「外側が高くなったインソール(ラテラルウェッジ)」が販売されていることがあります。
⚠️ ラテラルウェッジは逆効果です
一見、「O脚なら外側を高くすれば膝が内側に戻るのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、これは根本的に間違ったアプローチです。
なぜラテラルウェッジが間違っているのか
先ほど説明した通り、O脚の原因は「足が内側に倒れる過回内」です。
ラテラルウェッジで靴の外側を高くすると、さらに足が内側に倒れやすくなり、過回内が悪化してしまいます。
つまり、ラテラルウェッジは表面的にO脚を隠そうとする試みに過ぎず、根本原因である過回内をさらに悪化させる可能性があるのです。
必要なのは「足をニュートラルに矯正すること」
O脚と膝の痛みを根本から改善するには、足が内側にも外側にも倒れない「ニュートラル(中立)な状態」を保つことが重要です。
足が正しい位置で安定すれば、膝が外側に揺れることもなくなり、O脚の進行を食い止め、膝の内側への負担を減らすことができます。
O脚と膝の痛みを根本から改善する方法
では、どうすればO脚と膝の痛みを根本から改善できるのでしょうか?
答えは「足をニュートラルな位置に保ち、過回内をコントロールすること」です。
当院のO脚・膝痛改善アプローチ
ステップ1: 歩行分析で問題を可視化
まず、あなたの歩き方を動画で分析します。
チェック項目:
• 歩行時の足首の倒れ込み(過回内)の程度
• 膝が外側に揺れる動き(ラテラルスラスト)の有無
• O脚の角度と膝への負担のかかり方
• 骨盤の傾きと体幹の使い方
ステップ2: 正しいシューズの選び方
靴選びは非常に重要です。間違った靴を履いていると、どんなに良いインソールを使っても効果が半減します。
適切なシューズの条件:
• かかとがしっかりホールドされる(ヒールカウンターが硬い)
• 靴ひもやマジックテープで足をしっかり固定できる
• 適度なクッション性がある
• つま先に余裕がある(指が自由に動かせる)
❌ 避けるべき靴: スリッパ、サンダル、かかとが柔らかい靴、フラットすぎる靴
ステップ3: 医療用インソールで過回内を矯正
過回内の改善に最も効果的なのが、足をニュートラルな位置に保つ医療用インソールです。
当院で使用している「フォームソティックス・メディカル」は、ニュージーランドの足病医が開発した医療用インソールです。
フォームソティックスの特徴:
• 足のアーチを適切にサポートし、過回内をコントロール
• 足をニュートラルな位置に保つ設計
• 歩行時の膝の外側への揺れ(ラテラルスラスト)を軽減
• 膝の内側への負担を分散
• 普段履いている靴に入れて使える
⚠️ 重要:
ラテラルウェッジ(外側が高いインソール)ではなく、足を中立位置に保つインソールを使用することが重要です。
当院では、あなたの足の状態に合わせて適切なインソールをフィッティングします。
ステップ4: 整体で正しい体の使い方を定着
インソールで足元を整えた上で、整体により正しい歩行パターンを体に覚えさせます。
アプローチ:
• 股関節・膝関節の可動域を改善
• 太ももの筋肉(大腿四頭筋、ハムストリング)のバランス調整
• 骨盤の傾きを整える
• 正しい歩行パターンの習得
• 日常生活での体の使い方指導
「歩いて作った問題は、正しく歩いて解決する」
O脚や膝の痛みは、長年の歩き方の積み重ねで作られた問題です。
だから、正しい足のアライメントで歩くことが最高の治療になります。
インソールと整体で足元と体を整えれば、日常生活での膝への負担が減り、痛みが軽減していきます。
今すぐできるセルフケア
根本改善には足からのアプローチが必要ですが、今日から始められるセルフケアもお伝えします。
靴を見直す
かかとがしっかりした靴を選び、靴ひもをきちんと結んで足を固定しましょう。足のサイズに合った靴を選びましょう。
太ももの筋肉を鍛える
椅子に座った状態で膝を伸ばす運動(大腿四頭筋の筋トレ)を行いましょう。膝周りの筋肉が強化されます。
長時間の立ち仕事・歩行を避ける
痛みが強い時は、無理をせず休息を取りましょう。炎症が悪化します。
⚠️ 注意
これらはあくまで応急的なケアです。
根本原因である過回内を改善しなければ、O脚は進行し続け、膝の軟骨もすり減り続けます。
「一時的に痛みが引いた」と思っても、根本が改善されていなければ、また痛みが戻ってきます。
【O脚・膝痛改善キャンペーン】
O脚と膝の内側の痛みを
「足元から」根本改善
通常価格 12,100円 (税込) が、
今だけ 6,000円 (税込) で体験できます
限定キャンペーンで受けられる内容
- ✅ 詳細なカウンセリング・膝の痛みのヒアリング
- ✅ 歩行分析(動画撮影)で過回内をチェック
- ✅ 医療用インソール フィッティング体験
- ✅ 正しい歩行パターンを作る整体
※ インソールの購入はご希望の方のみです。別途17,600円(税込)がかかります。
毎月5名限定
※ご予約の際に「ホームページのキャンペーンを見た」とお伝えください。
まとめ: O脚と膝の痛みは足から治す
O脚で膝の内側が痛む理由、それは根本原因が足の過回内にあるからです。
O脚と膝の痛みが治らない理由
❌ 筋トレだけをする
❌ 痛み止めや湿布で一時的に痛みを抑える
❌ 外側が高いインソール(ラテラルウェッジ)を使う
❌ 「年齢のせい」「体重のせい」と諦める
→ 根本原因の「足の過回内」が改善されていない
根本から治すために必要なこと
✅ 歩行分析で過回内の程度を可視化
✅ 正しい靴を選ぶ
✅ 医療用インソールで足をニュートラルな位置に保つ
✅ 整体で正しい歩行パターンを体に定着
✅ 膝に負担のかからない体の使い方を習得
→ 運動連鎖の起点である「足」から改善する
「階段を楽に降りたい」
「O脚の進行を止めたい」
「手術せずに膝の痛みを改善したい」
そんな願いを叶えるために、まずは足元から見直してみませんか?
当院が、あなたの膝の健康を全力でサポートします。
この記事の監修者：関山 宏 について
関山 宏（せきやま ひろし）
せきやま整骨院 院長
〒263-0043 千葉県千葉市稲毛区穴川3−3−5 大和ビル1階
保有資格
✓ 柔道整復師(厚生労働省認定国家資格)
✓ フォームソティックス・メディカル認定アドバイザー
✓ 足病学に基づく過回内評価・矯正技術 専門
専門分野
当院では、足病学(ポダイアトリー)の考え方に基づき、「過回内(オーバープロネーション)」を各種症状の根本原因として捉え、改善に取り組んでいます。
膝の痛み、腰痛、足底筋膜炎、シンスプリント、腸脛靱帯炎（ランナー膝）、外反母趾など、繰り返す痛みの多くは「足元の問題」が引き金となっています。対症療法ではなく、医療用インソール(フォームソティックス・メディカル)による足の矯正と、整体による体の使い方改善を組み合わせた根本治療を提供。
なぜフォームソティックス・メディカルなのか
フォームソティックス・メディカルは、ニュージーランドで開発された医療用インソールです。単なる「クッション」や「アーチサポート」ではなく、足をニュートラルな位置に矯正することで、過回内を根本から改善します。
私自身が認定アドバイザーとして正しいフィッティング技術を習得し、一人ひとりの足の状態に合わせた最適なインソールを提供しています。
千葉市稲毛区で足と膝の専門治療を提供
当院は、JR稲毛駅よりバスで約10分、「穴川十字路」バス停から徒歩5分の立地にございます。千葉都市モノレールをご利用の方は天台駅より徒歩7分です。専用駐車場も完備しておりますので、お車でのご来院も可能です。
こんな方が来院されています:
• 歩く時や階段の登り降りで膝に痛みのある方
• O脚が気になる方、変形性膝関節症と診断された方
• 足底筋膜炎で朝の一歩目が痛い方
• 膝の痛みが治らず悩んでいるランナー
• 外反母趾で靴選びに困っている方
• シンスプリントで部活動に支障が出ている学生
• 慢性的な腰痛で何をしても改善しない方
私の想い
「痛みを取るだけでなく、痛みが出ない体を作る」
これが当院の理念です。
痛みの出ている場所だけを治療しても、根本原因が残っていれば必ず再発します。
足元から全身のバランスを整え、痛みが戻らない体づくりをサポートすることが私の使命だと考えています。
千葉市稲毛区で「足と膝の痛み」でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
最近のコメント