【再発で悩むランナー必見】 腸脛靭帯炎の本当の原因と治し方

腸脛靭帯炎(ランナー膝)が治らない本当の原因と治し方

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この記事は専門家によって監修されています

関山 宏

柔道整復師 / フォームソティックス・メディカル認定アドバイザー

千葉県千葉市稲毛区 穴川の足・膝専門せきやま整骨院 院長。足病学に基づく根本治療を提供。

走ると膝の外側が痛い…それ、腸脛靭帯炎かもしれません💡

こんな「再発のループ」に
陥っていませんか?

「痛いから休む → 治ったと思って走る → 5kmでまた痛む」
「入念にストレッチしているのに、走り出すとやっぱり痛い」
「フォームを意識しても、疲れてくると膝が悲鳴をあげる」

ランニングやマラソンをする方に多い腸脛靭帯炎(ランナー膝)。実は、「休む」「ほぐす」だけの対症療法では、根本解決が非常に難しい症状です。

あなたの症状をチェック

☑ ランニング中、膝の外側がズキズキ痛む
☑ 階段を降りる時に膝の外側が響く
☑ 走り始めは平気だが、一定の距離(5〜10km)で痛み出す
☑ 数日休むと治るが、再開するとすぐに再発する
☑ 太ももの外側を指で押すと、飛び上がるほど痛い箇所がある
☑ マッサージや整体に行っても、その時しか楽にならない

この記事では、腸脛靭帯炎がなぜ繰り返すのか、そしてどうすれば再び全力で走れるようになるのかを、足病学の観点から専門家が詳しく解説します。

腸脛靭帯炎(ランナー膝)とは

簡単に言うと、膝の外側を通る「腸脛靭帯」が、膝の骨と何度も擦れ合って炎症を起こしている状態です。

膝の中で何が起きている?

腸脛靭帯は、骨盤から膝の下まで伸びる「長いバンド」のような組織です。膝を曲げ伸ばしする際、このバンドが骨の出っ張り(大腿骨外側顆)を前後に移動します。

通常は何ともありませんが、「ある原因」によってバンドがピーンと張りすぎると、骨との摩擦が激増。何万回という着地の衝撃で、靱帯がボロボロに炎症を起こしてしまうのです。

一般的に言われる「原因」の落とし穴

よく病院やネットでは、以下のような原因が挙げられます。

❌ オーバーユース(使いすぎ)

「練習量が多すぎる」「急に距離を伸ばした」

❌ 柔軟性・筋力の不足

「靭帯が硬い」「お尻の筋肉が弱い」

💡 ここが重要なポイントです

これらは「痛みを引き起こすきっかけ」にはなりますが、根本原因ではありません。

もし使いすぎが原因なら、同じ距離を走っている全ランナーが発症するはずです。しかし、実際には痛くなる人と、全く痛くない人がいます。

その違いはどこにあるのか? それが、次に解説する「足元の歪み」です。

腸脛靭帯炎の本当の原因は「足の過回内」

膝の外側をいくら揉んでも治らない理由。それは、根本原因が膝ではなく「足の過回内(オーバープロネーション)」にあるからです。

過回内(かかいない)とは?

ランニングの着地時、衝撃を逃がすために足首が内側に倒れ込む動きを「回内」と呼びます。これは正常なクッション機能です。

しかし、この倒れ込みが「過剰」になると、土台である足元が崩れ、その上の膝や腰にまで悪影響を及ぼします。

なぜ足が崩れると、膝の外側が痛むのか?

「足首は内側なのに、なぜ膝の外側?」と不思議に思うかもしれません。実は、体では「痛みのドミノ倒し(運動連鎖)」が起きているのです。

負の連鎖

1. 足首が内側に倒れる(過回内)
2. すねの骨が「内側」に絞られる
3. 膝が内側に入り、外側の靭帯が「ピーン」と張る
4. 張った状態で骨と擦れ、炎症が起きる(激痛)

💡 だから、膝だけを治療しても意味がない

このドミノ倒しを止めない限り、どんなに膝をマッサージしても、走り出せばまたドミノは倒れ始めます。

当院の根本改善アプローチ

「走って作った痛みは、正しく走れる体で解決する」
当院では、足病学に基づいた「モノ・カラダ・プラン」の3方向から、あなたの復帰をサポートします。

モノ

シューズとインソールの最適化

実は、人気ブランドの厚底シューズが原因で過回内が悪化しているケースが多々あります。
あなたの足に合う「スタビリティ(安定)モデル」の選定と、医療用インソール「フォームソティックス・メディカル」で、痛みの根本である足元の崩れを物理的に止めます。

カラダ

捻れをリセットする精密な整体

足首の崩れによって連動して捻れてしまった「膝・股関節・骨盤」を矯正します。筋肉をほぐすだけでなく、インソールの効果を最大化させるために、正しく骨格を動かせる状態へ体を書き換えます。

プラン

症状改善とゴールへのロードマップ

動画解析で「なぜ痛むのか」という根本原因を可視化。その上で、今の症状をどう解決し、あなたが目指すゴール(不安なく走りたい、大会出場やフルマラソン完走)へ最短距離で向かうための「あなた専用の治療・練習プラン」を立案します。

今すぐできる応急処置

根本改善には足からのアプローチが必要ですが、「今すぐこの痛みをなんとかしたい」という時期の応急処置もお伝えします。

1. まずは徹底した休息

2〜3日はランニングを完全に休みます。歩くだけでも痛い場合は、炎症が引くまで安静が第一です。

2. 炎症を抑えるアイシング

痛みが出る膝の外側を15〜20分冷やします。特に「走った直後」や「お風呂上がり」の熱感がある時に有効です。

⚠️ 注意:これは「完治」ではありません

これらはあくまで一時的に火事を抑えているだけの「消火活動」です。
「休んだら治った」と思って走り出すと、また同じ場所が擦れ始め、数キロで激痛が戻ってきます。
再発を繰り返すと、靱帯が変性して治りにくくなるため、早めの根本対策が必要です。

【ランナー救済キャンペーン】

もう「走るのを休む」のは
終わりにしませんか?

「足と膝の専門コース」初回体験内容

  • 動画に撮っての歩行分析
  • 足病学に基づく「過回内」の評価
  • 医療用インソール 試着体験
  • 再発を防ぐための関節矯正

通常 12,100円 (税込)

初回特別価格 6,000円

※毎月5名様限定(動画解析を丁寧に行うため)

まとめ:あなたの「全力」を取り戻すために

腸脛靭帯炎(ランナー膝)は、決して「走るのを諦める理由」ではありません。足元の崩れ(過回内)さえ整えれば、また以前のように、あるいは以前よりも快適に走れるようになります。

「大会まで時間がない」
「休んでも再発するから、もう無理かもしれない」

そんな風に一人で悩まないでください。動画分析で原因を可視化し、科学的なアプローチで一歩ずつ復帰への道筋を立てていきましょう。

次は、あなたが痛みを気にせず
風を切って走る番です。

 

この記事の監修者:関山 宏 について

関山宏院長の写真

関山 宏(せきやま ひろし)

せきやま整骨院 院長
〒263-0043 千葉県千葉市稲毛区穴川3−3−5 大和ビル1階

保有資格

✓ 柔道整復師(厚生労働省認定国家資格)
✓ フォームソティックス・メディカル認定アドバイザー
✓ 足病学に基づく過回内評価・矯正技術 専門

専門分野

当院では、足病学(ポダイアトリー)の考え方に基づき、「過回内(オーバープロネーション)」を各種症状の根本原因として捉え、改善に取り組んでいます。

膝の痛み、腰痛、足底筋膜炎、シンスプリント、腸脛靱帯炎(ランナー膝)、外反母趾など、繰り返す痛みの多くは「足元の問題」が引き金となっています。対症療法ではなく、医療用インソール(フォームソティックス・メディカル)による足の矯正と、整体による体の使い方改善を組み合わせた根本治療を提供。

なぜフォームソティックス・メディカルなのか

フォームソティックス・メディカルは、ニュージーランドで開発された医療用インソールです。単なる「クッション」や「アーチサポート」ではなく、足をニュートラルな位置に矯正することで、過回内を根本から改善します。

私自身が認定アドバイザーとして正しいフィッティング技術を習得し、一人ひとりの足の状態に合わせた最適なインソールを提供しています。

千葉市稲毛区で足と膝の専門治療を提供

当院は、JR稲毛駅よりバスで約10分、「穴川十字路」バス停から徒歩5分の立地にございます。千葉都市モノレールをご利用の方は天台駅より徒歩7分です。専用駐車場も完備しておりますので、お車でのご来院も可能です。

こんな方が来院されています:
• 歩く時や階段の登り降りで膝に痛みのある方
• O脚が気になる方、変形性膝関節症と診断された方
• 足底筋膜炎で朝の一歩目が痛い方
• 膝の痛みが治らず悩んでいるランナー
• 外反母趾で靴選びに困っている方
• シンスプリントで部活動に支障が出ている学生
• 慢性的な腰痛で何をしても改善しない方

私の想い

「痛みを取るだけでなく、痛みが出ない体を作る」
これが当院の理念です。

痛みの出ている場所だけを治療しても、根本原因が残っていれば必ず再発します。
足元から全身のバランスを整え、痛みが戻らない体づくりをサポートすることが私の使命だと考えています。

千葉市稲毛区で「足と膝の痛み」でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

腸脛靭帯炎、一緒に治しませんか?

まずは足の専門家による詳細な評価を受けてみてください。
原因がわかれば、改善の道が見えてきます。

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